アーティストインレジデンス 『ことなることとこととならぬこと』12月7日(土) 8日(日)

投稿者: uedafes 投稿日:

アーティストインレジデンス
『ことなることとこととならぬこと』

荒木知佳 岸井大輔
たくみちゃん 西尾佳織
眞島竜男【東京都】

クリエーション参加メンバー:
荒木知佳(俳優)
岸井大輔(劇作家)
たくみちゃん(俳優・ダンサー・詩人・オーガナイザー・映像作家・テレフォンオペレーター・ラッパー・予備校講師・アーティスト)
西尾佳織(劇作家・演出家)
眞島竜男(アーティスト)

12月7日(土) 15:00開演
12月8日(日) 15:00開演

一般2,500円 ペア4,000円(一般2名)
学生1,500円 小学生以下無料
※未就学児観劇可

公開稽古日時: 11月30日(土)19:00~22:00

会場:竹乃湯
定員:20人

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元銭湯の空間で繰り広げられる浦島太郎は何を見せてくれるのか。

『ことなることとこととならぬこと』は、ジャンルや出自の違う5人のクリエーション参加メンバーが「浦島太郎」を原作に、集団創作した作品です。2018年3月に東京お台場の砂浜などで初演されました。今回は、海がない長野県の、しかし水際である銭湯で再制作し、生まれ変わらせて上演します。各クリエイターによる一般のワークショップも作品の要素になっていきます。

【初演上演台本より(一部抜粋)】
最近、ジョン・ケージの遺作が発見されたんです。
そのタイトルが『4年33日』という。
で、演奏してみようということになって、一人のピアニストが演奏をしたんですね。
ピアノの前に座り、蓋を開け、4年33日の休符を演奏する。
3年目くらいかな? 途中でピアニストが飽きてきちゃって。
つい気まぐれにモーツァルトかなにか弾いちゃったんですよね、タララーンって。
そしたら、ずっと聴いていた聴衆から大喝采が起こったそうです。
ー師匠が弟子に言いました。
「お前は今日から、『〜でない』を見る修行に入るのだ。ただし、やり過ぎるでないぞ。人はすぐ、耽溺するからな」
弟子は早速「〜でない」の修行に入りました。


122日(月)19002100
眞島竜男ワークショップ
「白い箱(と、その他)」(仮題)

美術批評家、マイケル・フリードが「芸術と客体性」で論じた「反演劇性」という概念を、体を使って実際にやってみるワークショップ。ミニマル・アート風の白い箱を「主役」に据えて、「演劇性」と「反演劇性」の即興劇=インスタレーションを作ります。(定員:15名 対象:高校生以上)

眞島竜男(まじま・たつお)

アーティスト。写真、ビデオ、テキスト、パフォーマンス、粘土など多様なメディアを用いた作品を制作。近年の主な発表に、「山と群衆(大観とレニ)/四つの検討」(blanClass)、「眞島竜男 今日の踊り」(TARO NASU)、「岡山芸術交流2016 Development/開発」(岡山県天神山文化プラザ)など。

眞島竜男ワークショップ 「白い箱(と、その他)」


123日(火)19002100
たくみちゃんワークショップ
「トランスフォーめいそうのワークショップ」

たくみちゃんが推し進めているインプロヴィゼーション(即興)・パフォーマンス「トランスフォーめいそう」を、みんなでやってみるワークショップです。うまくいくかどうかは分かりませんが、なにかしらは得られると思います、たぶん。

たくみちゃん

俳優、ダンサー、詩人、オーガナイザー、映像作家、テレフォンオペレーター、ラッパー、予備校講師、アーティスト。イメージと人類の関係を表現するインプロ「トランスフォーめいそう」を構築。三人組褌ユニット山山山所属。横浜ダンスコレクション2016審査員賞、SICF19 PLAY 中村茜賞。

たくみちゃんワークショップ 「トランスフォーめいそうのワークショップ」


124日(水)19002100
西尾佳織ワークショップ
「絵をあいだに置く・絵をやってみる」

絵を見るとき、何を見ているでしょうか?二人一組で、一人が絵を見て、絵を見ていないもう一人に言葉で絵を伝えます。絵を見ている人と見ていない人の間に像が結ばれるまで、話します。その後は、絵を戯曲にして、絵をやってみます。
(定員:8名 対象:中学生以上)

西尾佳織(にしお・かおり)

劇作家、演出家、鳥公園主宰。東京大学にて寺山修司を、東京藝術大学大学院にて太田省吾を研究。2007年に鳥公園を結成、以降全作品の脚本・演出を担当。「正しさ」から外れながらも確かに存在するものたちに、少しトボケた角度から、柔らかな光を当てようと試みている。

西尾佳織ワークショップ 「絵をあいだに置く・絵をやってみる」


125日(木)19002100
岸井大輔ワークショップ
「マイナーネットワークのために」(仮題)

僕はあなたと知り合う。日本語を使い、日本の法律と歴史の上で。でも、私たちの出会いは、日本を越えるかもしれない。お金もキャリアも地域も関係ない人のつながりは、それらがあなたを傷つけようとしたときに退避する道となるだろう。集まった人たちが、通常では紹介しない人を実際に紹介しようとするだけで。
(定員:15名)

岸井大輔(きしい・だいすけ)

劇作家。1970年生まれ。1995年より他ジャンルで追求された形式化が演劇でも可能かを問う作品群を発表。代表作「potalive」「東京の条件」「好きにやることの喜劇」「始末をかく」。近年は2001年より提唱している「ポストコンテンポラリーアート」概念の整備に取り組む。

岸井大輔ワークショップ 「マイナーネットワークのために」


126日(金)14001600
荒木知佳ワークショップ「ピクニック」

15分くらい自由にお出かけして、帰って来てもらって、お出かけした道のりをイメージしたまま紙に線を描いてもらいます。全員の紙を繋げて一つの線にします。全員がその線の上を歩きます。そしてたどり着いたところで、いってきますの食パンとただいまの食パンに好きな具材を挟んで、ホットサンドをしてみんなで食べます。

荒木知佳(あらき・ちか)

俳優としてFUKAIPRODUCE羽衣「愛死に」、スペースノットブランク「ラブ・ダイアローグ・ナウ」ほか、歌舞伎女子大学「新版歌祭文に関する考察」などに出演。また幼きころから学ぶ書道と身体のつながりを模索する、書道パフォーマーとしても活動。

荒木知佳ワークショップ「ピクニック」

カテゴリー: 2019PROGRAM